2025年のワールドラリーチャンピオンシップは、約20年ぶりに最も長いシーズンとなり、合計14のイベントが開催されます。シーズンは1月の伝統的なモンテカルロ・ラリーで始まり、今年からの2つのお馴染みのイベント、スウェーデンとサファリが続きます。4番目のラウンドでは、WRCデビューを果たすカナリア諸島で新たなイベントが開催されます。その後はパラグアイとサウジアラビアが続き、中東のイベントが14戦のカレンダーを締めくくり、2008年以来の初めてのこととなります。
エストニアはワールドラリーチャンピオンシップから姿を消し、リエパヤを拠点とするイベントがヨーロッパラリーチャンピオンシップに復帰します。WRCプロモーターのマネージングディレクター、ヨナ・ジーベル氏は、伝統的なラリーと3つのスリリングな新たな挑戦を組み合わせた多様なカレンダーに興奮を表明しました。これには、ヨーロッパ以外の2つのイベントも含まれており、それはこの選手権のグローバルな魅力を示しています。フランスアルプスの氷の地形からスウェーデンの雪景色、ケニアとサルディニアの埃っぽいコンディション、フィンランドとエストニアの高速の砂利トラック、そして最後にサウジアラビアの砂漠のステージまで、さまざまな地域の魅力が詰まっています。
FIAのモハメド・ベン・スライエム会長も、2025年のWRCシーズンの充実したカレンダーを絶賛しました。ファンが知って愛しているクラシックな場所に加えて、スペイン、パラグアイ、サウジアラビアでの新たなラリーの導入はさらなる興奮を加え、世界中の競技者やラリーファンの多様な範囲を反映しています。
以下は2025年のワールドラリーチャンピオンシップのスケジュールです:
– モンテカルロ・ラリー:1月23日-26日
– スウェーデン・ラリー:2月13日-16日
– サファリ・ラリー・ケニア:3月20日-23日
– カナリア諸島・ラリー:4月24日-27日
– ポルトガル・ラリー:5月15日-18日
– サルディニア・ラリー・イタリア:6月05日-08日
– アクロポリス・ラリー・ギリシャ:6月26日-29日
– エストニア・ラリー:7月17日-20日
– フィンランド・ラリー:7月31日-8月03日
– パラグアイ・ラリー:8月28日-31日
– チリ・ラリー:9月11日-14日
– 中央ヨーロッパラリー:10月16日-19日
– ラリージャパン:11月6日-9日
– ラリーサウジアラビア:11月27日-30日