ホンダは、ラスベガスで開催されたCESで、2026年に市場に投入される新しいゼネレーション0シリーズの2つのプロトタイプを発表し、電気モビリティの未来に対するビジョンを示しました。
2050年までにすべての製品と企業活動においてカーボンニュートラリティを達成することを目指し、当初は完全電動車両に対して躊躇していた日本のブランドは、ゼロエミッションの未来に向けて進むことに焦点を当てています。そのため、この新しい100%電動車両シリーズには、自動車生産の新たな旅に乗り出すという挑戦が含まれています。
ホンダが発表したプロトタイプの最初は、サロンというスポーティなスタイルのセダンで、ウェッジ型のフロント、ガルウィングドア、そしてブランドが「想像以上に広い」と言うインテリアを持っています。さらに、インストルメントパネルにはシンプルで直感的な操作が可能なヒューマンマシンインターフェース(HMI)があり、「ステア・バイ・ワイヤ」システムを備えたヨークステアリングホイールが搭載されています。
持続可能な素材が使用されたモデルでは、乗客が利用できる背面に2つのスクリーンを備えたスポーツシートも注目に値します。
ホンダは、サロンがほぼ生産準備が整っており、2年以内に現実のものになると発表しました。最初はアメリカで発売され、その後ヨーロッパに展開される予定です。
日本のブランドはこのプロトタイプのメカニクスに関する詳細を明らかにしていませんが、ゼネレーション0シリーズの新モデルが長距離用の高密度バッテリーを提供し、一部の車両は15分以内に15%から80%の充電が可能な急速充電機能を備えると述べています。バッテリーの劣化に関して、ホンダはその100%電気モデルが10年の使用後でも元の範囲の少なくとも90%を維持することを目指していると明らかにしました。
ホンダがCESで発表した2番目のプロトタイプは、スペースハブであり、広々とした、多用途で、高い視認性を持ち、接続されたキャビンに焦点を当てた新しいデザイン哲学に基づくミニバンです。
この未来的な電動モデルは、製造日が未定であり、乗客の上に広がる大きなガラス屋根を特徴としており、広々とした環境とリビングルームにふさわしい生活体験をキャビン内で楽しむことができます。
これら2つの新しいプロトタイプを発表するだけでなく、ホンダは新しいロゴも発表しました。このロゴは、同社の「モビリティの可能性を拡大し、顧客のニーズに応え続ける」という決意を反映しているとのことです。