トルコの電気自動車ブランドToggは、アメリカ・ラスベガスで開催されたCESで、2025年までにいくつかの欧州市場に投入することを目指すファストバックモデルT10Fを発表しました。
SUVモデルT10Xに続く新しいToggモデルは、2018年に設立されたブランドの新たな賭けであり、トルコの国境を越えて車両を商業化し、拡張プロジェクトを開始することを目指しています。会社は2032年までにヨーロッパで100万台の車両を販売することを目指しており、そのためにドイツから始め、フランス、イタリア、スウェーデン、オランダへと拡大していく予定です。
新しいT10Fは100%電動のコンパクトモデルで、ToggデザインスタジオとイタリアのデザインスタジオPininfarinaとのコラボレーションにより生まれたデザインが特徴です。特に、クロームのディテールが施されたクローズドグリルが特徴の前部、スリムなLEDヘッドライト、そして「ブーメラン」の形をしたデイタイムランニングライトが強調されています。リアは、2つのテールライトを繋ぐライトバーが特徴です。
キャビン内では、12.3インチのインストゥルメントパネルと29インチのインフォテインメントシステムで構成された41.3インチのスクリーンが強調されています。
トルコブランドのセグメントCプラットフォームに基づくT10Fは、215馬力と350 Nmのトルクを持つ電動モーターを搭載した2つの後輪駆動バリアントで提供され、350 kmから600 kmの範囲を約束します。
一方、T10Fの最上級バージョンは全輪駆動を備え、430馬力の出力、最大トルク700 Nmを発揮する2つの電動モーターを使用し、最大530 kmの航続距離を発表しています。
Toggは、新モデルがスタンダードレンジバージョンに52.4 kWhのバッテリーを搭載し、ロングレンジバージョンには88.5 kWhのバッテリーを装備し、30分未満で20-80%の充電が可能であると発表しました。
“T10Fは、革新的な技術が持続可能な個人輸送にどのように貢献できるかという私たちのビジョンの明確な例です。私たちのモデルは、単なるA地点からB地点への輸送手段ではなく、私たちの日常生活を向上させるための完全なソリューションです.”と、ToggのCEOであるグルカン・カラカス氏は声明で述べました。